日本において桜は、文化面や精神的な面でも関心の対象として特別な地位を占める花です。
かつて、九州大学病院地区キャンパスにも、随所に桜並木があり、開花の季節ともなると、多くの患者さんやそのご家族、学生および教職員を癒してきました。しかしながら、開発が進むにつれ、だんだんその姿を消し、現在は、医学部保健学科前庭など一部を残すのみとなってしまいました。
そこで、昔のような桜並木を取り戻すため、九州大学病院地区キャンパスに縁(ゆかり)の方ならびに教職員、学生さんが協力し「皆さんで、桜の花で満開にしよう」という趣旨で「桜舞基金」を設立いたしました。
基金により、苗木の植樹を行い、5年後、10年後、50年後、さらには100年後の未来に憩いの場を伝承することを目指して、キャンパスを桜の花で一杯にし、患者さんやそのご家族には、一日でも早い治癒を、学生さんには勉学に励み社会貢献を、教職員には診療、教育・研究およびその支援等の一層の努力をと多くの願いを込め本事業を進めてまいります。
つきましては、本趣旨をご理解いただき、桜舞基金へご協力を賜りますよう願い申し上げる次第です。
九州大学 病院地区協議会構成員一同
病院地区の環境整備の一環として桜舞基金を創設し、本キャンパス縁の職員、学生の皆さんで「馬出地区を桜の花で満開にしよう」という思いでご参加いただき、桜の苗木を病院地区キャンパスに植樹し、桜並木で50年後、100年後の未来に憩いの場を伝承する。